哲学とは、わたしたちが通常当たり前だと思っていること(自明なこと)からいったん身を引き離し、 「そもそもそれって何なのか」といった遡行的な問いを投げかけるところからはじまります。「てつがくカフェ@せんだい」では、 そのような問いを参加者どうしが共有し、「哲学的な対話」を とおして、自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験してもらうことを目的としています。
 他の参加者との「対話」のなかで、あらためて自分の考えに気づかされることはとても刺激的な体験だと思います。また、他人の考えにじっくりと耳を 傾ける機会の少ない私たちにとっては、このような<対話の場>を設けることそれ自体に大きな意味があるのではないでしょうか。
 これからも、仙台で/仙台から、どんどんおもしろい企画を展開していこうと考えています。

■関連する活動および団体
書評カフェ
〈3.11以降〉読書会「震災を読み解くために」
ユースてつがくカフェ「てつこの部屋」
てつがくカフェ@南相馬
てつがくカフェ@ふくしま
波止場てつがくカフェ

■問い合わせ窓口■
お問い合わせやご依頼は mmp0861*gmail.comまでご連絡ください。
(その際、*を@に変更してください)


■お知らせ:新聞掲載等■
毎日新聞(2016年3月7日朝刊)で「てつがくカフェ@せんだい×とうきょう」の活動を取り上げていただきました。
医学書院「かんかん! 看護師のためのwebマガジン」で、連載「震災を〈看る〉? 対話をとおして専門性をほぐす」を始めました。
河北新報(2013年1月15日夕刊)で「考えるテーブル てつがくカフェ」の活動を取り上げていただきました。
『すばる』(集英社)(2012年12月号)「ひと」のコーナーに取り上げていただきました。
「てつがくカフェ@せんだい」の活動が、日本経済新聞(2012年5月9日)31面「不屈の東北人」で紹介されました。
共同通信社による「てつがくカフェ@せんだい」の記事(「ルポ・日本新景『國分功一郎さんと行く哲学カフェ 言葉を紡ぐ被災地の営み』」)が、沖縄タイムス、熊本日日新聞、中国新聞、四国新聞、福島民報、東奥新聞、河北新報などに紹介されました。
「てつがくカフェ@せんだい」の活動が、毎日新聞朝刊(2012年2月7日)に紹介されました。
「てつがくカフェ@いわて」の活動が、岩手日報(2011年12月11日)27面(特集面)に掲載されました。
「てつがくカフェ@せんだい」「てつがくカフェ@ふくしま」の活動が、毎日新聞・東京夕刊(2011年11月24日)朝日新聞(2011年5月30日)「リビング仙台2010年11月20日号(終面特集)」「仙台市 市政だより2010年10月号」に掲載されました(少しですが)。

■お知らせ:『ミルフイユ 04』(赤々舎)に掲載されました■

 震災後に初めて開催した「第1回考えるテーブル てつがくカフェ」(テーマは「死者に〈ことば〉をあてがうということ」)の模様が、『ミルフイユ 04』に掲載されました。

『ミルフイユ 04 / Mill-feuille 04』(1,575円)
アートディレクション:中島雄太
企画/発行:せんだいメディアテーク
発売:赤々舎
詳細は赤々舎さんのHPをご覧ください。全国の書店でも購入できます。

■お知らせ: World Association for Medical Law にエッセイを掲載!■

 World Association for Medical Law の Newsletter_Volume4 に、震災以降のてつがくカフェ@せんだいの活動を紹介したエッセイを書きました。
タイトルは、“The Earthquake Disaster is Trying Us : Thinking About the Disaster, Within the Disaster”です。5-7頁をご覧ください。


■お知らせ:第74回「考えるテーブル てつがくカフェ」開催決定!■

テーマ:当日、決定します。
日時:2020年1月25日(土) 13:30-16:00
場所:せんだいメディアテーク 7f スタジオa
対象:どなたでもご参加いただけます。
参加無料、申込不要、直接会場へ
問合せ:mmp0861*mail.com
   (その際、*を@に変更してください)
主催:てつがくカフェ@せんだい
助成:一般財団法人 地域創造
 「考えるテーブル てつがくカフェ」は、これまで9年にわたり(延べ72回)震災に関連した哲学対話の場をひらいてきました。 その多くは、毎回事前にテーマを設定(共有)し、参加者どうしの丁寧な対話をもとに、震災にかかわる問いや課題に応えるというかたちのもとですすめてきました。 しかしながら、震災から9年目を迎えつつある今、その長い時間の経過とともに、それぞれの震災に対する考え方や関心のあて先、 さらにはそれらに対する意識の強さにもさまざまな〈違い〉が生じつつあります。
 そこで、「考えるテーブル てつがくカフェ」では、昨年度より、そのような個々人のあいだにある〈差異〉によりこまやかに対応し、 また被災地の今の空気感や気分、思いにもいっそう寄り添っていけるように、あえて事前にテーマを設けず、 参加者の方々と毎回その場でテーマを決めながら対話を深めていくという方法を採ることにしました。
 みなさんは今、震災以降をどのような思いで過ごしておられますか。 その個人的な思いや問題関心をひとりの内側で閉じてしまわずに、多くの人がともに考え、 アクセスすることができるようなひとつの「テーマ」にまで展開させ、さらにそれを、他の参加者との哲学的な対話をとおしてさらに深めていきませんか。
みなさま、ぜひご参加ください。

■お知らせ:10/27「書評カフェ」終了しました■

扱う本:「どんぐりと山猫」『注文の多い料理店』(宮沢賢治著)所収
日時:2019年10月27日(日)11:30-13:30
場所:仙台市内中心部のカフェ
対象:どなたでもご参加いただけます。
要予約。定員8名
参加費:無料。飲み物のオーダーをお願いします。
予約・問合せはこちらから
主催:てつがくカフェ@せんだい

 今回の書評カフェは、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」を取り上げます。
どんぐりたちの「誰が一番偉いか裁判」の顛末を読み解きながら、現代にも目を向けて、今の「偉い」とはどういうことか、考えてみたいと思います。
 ぜひどんぐりや山猫になったつもりでご参加ください。
「どんぐりと山猫」『注文の多い料理店』

■お知らせ:「てつがくカフェ@南相馬」終了しました■

テーマ:暮らしとふるさとを考える
日時:2019年 11月24日(日曜日) 13:00〜15:00
場所:朝日座
   (南相馬市原町区大町1丁目120)
対象:どなたでもご参加いただけます。
参加無料、申込不要、直接会場へ
問合せ:辻明典 akinori.tsuji0421*gmail.com
   (その際、*を@に変更してください)
主催:てつがくカフェ@南相馬
ウェブサイト
共催:てつがくカフェ@せんだい

 「てつがくカフェ」では、いつもみなさんが「当たり前」だと思っていることや、日常の「もやもや」について、「それってそもそもどういうことなのか?」と 、語りあいながら考えていきます。東日本大震災と福島第一原発事故の後、南相馬市で対話の場をひらきたいという思いからはじめています。 みなさんの参加を、お待ちしています。

■お知らせ:〈3.11以降〉読書会「震災を読み解くために」!開催中■

 これまで「てつがくカフェ@せんだい」では、震災という〈出来事〉を対話のなかで語り直す場を拓いてきました。今後は、それらの対話のなかで見出された〈ことば〉や〈語り〉を、 震災を読み解くための「読書会」を開催することでさらに逞しくしていけたらと考えています。 〈読み〉の力を共有しませんか。皆様、是非ご参加ください。


問い合わせ先:E-mail philcfsendaiaw@gmail.com
facebook:https://www.facebook.com/events/1188805147834755/
主催:てつがくカフェ@せんだい

◇この読書会について◇
 〈3.11以降〉読書会「震災を読み解くために」は、あるひとつの本を取り上げ、それを参加者みんなで一緒に読んでいくものです。 この読書会では、他の人々と共に読むということを最大限活かし、一つの本に対する人々の多様な「読み方」を大切にします。そうして参加者どうしが協力し合い、触発し合って、 〈震災〉という出来事を――それを直接に扱う「震災関連書」を一人で読むだけでは辿りつけないようなところまで――深く「読み解く」ことができるような場でありたいと願っています。