わたしたちの日々の生活は、まさに哲学的な問いに溢れています。
この身体はわたしのものだから、当然わたしの自由にしてよいと言い切れるのでしょうか
(ピアシングしようがタトゥーをいれようが、はたまた誰かに自分の臓器を譲り渡そうが
他人にとやかく言われる筋合いはない!のか。)あるいは、そもそも人生に意味などあるのか、
自殺は許されない行為なのか、何のためにわたしたちは働くのか、人間らしい死とはどのような
死なのか、「人間の尊厳」とは何か、快楽を追求することはよくないことなのかどうか…。
わたしたちは、通常それらについてなんとなくわかっている(自分の考えをもっている)ような
気がしますが、いざあらためて尋ねられると途端にそれらについて明確に説明できないことに気づか
されます。
てつがくカフェ@せんだいでは、参加者のみなさんとともに、ゆったりとした空間でお茶を飲みながら、
「哲学的な対話(<話す⇔聞く>を丁寧に積み重ねてじっくりと考えていくこと)」をとおして、それらの
困難な問いかけに向き合ってみたいと思います。
ちなみに「哲学カフェ」とは、1990年代にフランスの哲学者マルク・ソーテが、パリのバスティーユ
広場にある「カフェ・デ・ファール」ではじめたのがきっかけとされています。